令和3年4月から9月30日までの期間において訪問看護の利用料が0.1%増額となります｜訪問看護ステーショングリーン | QOL向上を目指し看護師とご利用者様をサポートします

令和3年4月1日から9月30日までの間に提供された

介護サービスに関して0.1%の上乗せが報酬に加算される事になりました。

現時点において新型コロナウィルスの感染拡大が止まらず、第4波到来と言われている状況に鑑み

感染対策を徹底しながら介護サービスの提供を継続している事業者に対し、かかりまし費用に充てる財源となるよう配慮されたものであると考えられます。

これは訪問看護だけではなく、ほぼ全ての介護サービス（一部除外されるサービス種類あり）が対象となっています。

医療保険における同様の趣旨の制度はコチラ

では、利用した全ての訪問看護サービスの料金に対して0.1％の上乗せが行われるのか？

実は違います。

対象となる料金は

❶基本料金部分

❷夜間・早朝・深夜の割増部分

❸複数名加算

❹長時間加算

の４つになります。

これら以外の

オプション料金となる

・初回加算

・緊急時加算

・特別管理加算

・看護体制強化加算・・・等その他加算は

　0.1％の上乗せ対象とはなりません。

さて上記４つの料金部分に0.1％の上乗せが行われる事になりますが実際にどの程度の金額が自己負担として増額されるのでしょうか？

まずは0.1％を乗じて費用総額を算出するまでの計算方法を確認してみましょう。

1.

１ヶ月間で提供を受けた

❶～❹の対象となる単位数を合計します。

2.

次に合計単位数に0.1%を乗じます

ここで、小数点以下の端数は四捨五入します

_{※算出された値が0.5未満の場合は切り上げて１となります。}

3.

次に合計単位数に 2.で求めた加算部分を加えます

4.

以上から算出した単位数に地域加算を乗じて費用総額が決定します。

この費用総額にそれぞれの介護保険の負担割合に応じて

１割～３割の自己負担額を支払ってもらう事になります。

例

週３回、１日１時間の訪問看護の提供を受けている場合

１回　８２１単位　×　１３回　＋　0.1%分

＝10,684単位

地域加算を乗じて（千葉市の場合 ×11.05）

＝118,058円

負担割合が１割の場合は

＝11,806円　

0.1%の上乗せ前は11,794円となりますから

１ヶ月で１２円の増額という事ですね。