千葉市緑区の訪問看護ステーショングリーンにて精神科訪問看護を開始するにあたりシステムまわりの整備で苦労した話 | QOL向上を目指し看護師とご利用者様をサポートします

当初は精神科訪問看護を行う事は想定していなかった為、電子カルテやレセコン内に関連する書類を作成する機能は付与していませんでした。

そこで最初に

訪問看護記録書を精神科訪問看護にも対応できるよう項目を追加します。

バイタル等の計測記録欄に『GAF』を追加しました。

_{GAF尺度は令和２年度より精神科訪問看護の評価指標のひとつとして報告書、療養費明細書への記載が義務付けられたものです。}

ひとつ項目を追加するだけなので簡単そうですが、付随する作業が多く実は意外と苦労します。

次に書類様式の対応が必要になったのが計画書と報告書です。

これは作成する際に読み込んだ利用者が通常の訪問看護か、精神科訪問看護かを識別し

標題を『精神訪問看護計画書』と変更する仕組みにするだけなので簡単です。

他にも、精神科訪問看護においてはリハビリテーションという項目が表示されないようにします。

報告書に関しては作成時に前月分のバイタルを集計し呼び出しますが、月初のGAF点数を表示できるようにしました。

最後に訪問看護療養費明細書の書類様式も精神科訪問看護対応にします。

書類様式は通常の訪問看護と同じです。

しかしながら、以前システムを作った際に精神科訪問看護関連のデータは何ひとつ登録していなかったためほぼ１から作る羽目になり苦労しました。

前述した令和２年度の改正により精神科訪問看護を行った場合は療養費明細書にも月初のGAFを記載する必要があるため、ここにもデータを呼び込みます。