千葉市緑区にある訪問看護ステーショングリーンでは地域医療のニーズに対応する為、精神科訪問看護を開始いたしました | QOL向上を目指し看護師とご利用者様をサポートします

現在、多くの訪問看護事業所が高齢者層を主な利用者層とし老年看護を中心とした事業所となっております。

しかしながら、老年看護のみを行っている場合いくつかのデメリットが発生すると私は考えております。

①訪問看護師の知識や経験の範囲が限定されてしまう

②地域の抱える潜在的な医療ニーズに対応できない

③２０４０年過ぎにピークを迎え、その後は縮小していくと予測されている

訪問看護は将来的に全世代型の事業モデルにならないと地域のニーズに対応できず生き残っていく事が困難になっていくと私は考えています。

今から将来を見据えて、小児、成人、精神、老年、母性等幅広い分野の訪問看護にチャレンジしノウハウを蓄積していく事が大切であると思います。

精神的健康について援助を必要としている人々に 対し、個人の尊厳と権利擁護を基本理念として、 専門的知識と技術を用い、自律性の回復を通して、 その人らしい生活ができるよう支援すること

_{※一般社団法人 日本精神科看護協会 HP「精神科看護の定義」より}

精神科疾病において対象者は

肉体的には健康であっても、精神的な疾病等により入退院を繰り返す方も多く、精神科訪問看護はそういった人々の地域生活の継続を支援する社会資源のひとつとなります。

精神科訪問看護の対象となる方は小児から老年まで幅広くおります。

これは訪問看護師が病院等で勤務する場合と同様に多くの知識や経験を得る機会があるということです。

また、精神科訪問看護を行う為には

実施する看護師に以下のいずれかの経験等が求められます。

①精神科を標榜する保険医療機関における精神病棟又は精神科外来の勤務経験 １ 年以上

②精神疾患を有する者に対する訪問看護の経験 １ 年以上

③精神保健福祉センター 又は保健所等における精神保健に関する業務経験 １ 年以上

④精神科訪問看護 に 関する知識・技術の習得を目的とした20時間以上の研修の修了

当社では④に関して全国訪問看護協会さんの実施するWEB研修を利用させてもらいました。

私もこの内容を閲覧させて頂きました。看護師の医療に関する知識だけではなく、人と人との関わりにおいて重要なプロセスも学ぶ事が出来る非常に有意義な内容だと感じました。

今後も、新しく看護師を雇用する際には当該研修の受講を進める事で事業所として地域のニーズに備えると共に、看護師のキャリアアップに繋げていきたいと思います。