まずは、当然ですが
看護師を1人のヒトとして、大切な仕事のパートナーとして尊重し敬意を持って接する事です。
そして、ここからは持論ですが
訪問看護ステーションの経営者は看護師を大切な資産・商品として扱わなければならないと考えています。
「人を商品に例えるなんてとんでもない」と言われてしまいそうなので、しっかりと説明していきたいと思います。
まず、そもそも訪問看護ステーションが利用者に価値を提供する手段とは何か?
そう『看護師』です。
自動車メーカーが顧客に移動の利便性や快適性、安全やステータスを提供する為に『車』というプロダクトを通じて価値を提供するのと同じ様に
訪問看護ステーションは看護師が行う看護サービスから利用者に対して、安心・安全な在宅療養の実現やQOLの向上等の価値を提供しているのです。
つまり、看護サービスが商品であり
看護サービスを生み出す看護師自身を工場(資産)として例えているのです。
私が何故わざわざこんな誤解を招きかねない表現をしているのかと言うと
例えで出した自動車メーカーの経営者について考えてみて下さい。
商品である『車』を開発するために多くの開発者や設備にお金を掛けます。開発された車を製造するため多額の費用を投じ『工場』を建設し、安定して良い品質のプロダクトを生産し続けるため、毎年工場の維持費・保守、修繕にも多額の費用だって捻出しています。
同様に訪問看護ステーションの経営者も
看護師に学習環境を与え、研修に出したり同行訪問を通じて様々な経験を積ませる事で生み出される『看護サービス』の質や領域を拡充する事に対しコストを割く決断をしなければなりません!
そして、看護師に十分な給与、意欲を持って仕事に取り組むための目標設定、十分な休暇等を与える事で『看護師』の退職を防ぎ安定的に稼働させ、生産性を向上させる取り組みを怠ってはならないと言いたいのです。