千葉市緑区に開設予定の訪問看護ステーションＳｏＧｒｅｅｎ「チームワーク」についてミィーティングしました | 看護師として柔軟な働き方を提案し活躍できる場を提供します

先日、看護職員に向けて経営理念の説明とオリエンテーションを併せたミィーティングを行いました。今後、訪問看護ステーションを開設し地域の中で安定した運営を目指していく上で重要な概念「チームワーク」をＳｏＧｒｅｅｎとして深堀して定義しました。

日本マクドナルド勤務時代に培った概念ですが、こと最終段階においては当社の理念達成において重要な要素であると考えています。

合同会社ＳｏＧｒｅｅｎ　代表社員

　　内山　歩

さて、「チームワーク」を辞書でひきますと

・チームの共同動作。一団の人々の連帯。(広辞苑）

・チームの人々の統制のとれた共同動作。また，そのための協力。（大辞林）

等と出てきます。ただこのままではチームで行動することが「チームワーク」であると大雑把に捉えてしまいがちなので私はいつも３つに分けて説明しています。

ちなみに一般的な辞書で定義されているチームワークは第２段階であると考えています。

では、第１段階とは何でしょうか？

まず、自分の役割を１００％果たす事を目指す。

チームに貢献するために最も重要な事がまずここであると考えます。

同じ能力の人間ばかりが集まっていてはチームが目標を達成することは困難です。様々な能力や行動特性を持った人々がそれぞれの役割を果たす事で１つの目標のために活動する。

これが第１段階

そして、自分の役割さえ果たせば良いわけでもありません。先週の半沢直樹では自分の役割だけ果たせばいいという組織風土を縦割りの悪習とバッサリ斬っていましたね。

ここで第２段階

それぞれの役割が有機的に連携し目標達成のために協力しあうのです。

そして、チームワークの第３段階では１つの組織の枠組みを飛び出します。異なる製品、サービスを持つ組織が連携することでより大きな成果をあげることができます。

家を建てる時のことを例にしてみると

設計図を描くのは建築士ですが、施工するのは大工、左官職人だったり、内装職人、足場職人、水回り、電気設備と様々な業種が「家を作る」ために連携します。

マイホームの予算は決められていて、どこか１つの事業者だけが総取という訳にはいきません。役割に応じた適正な配分となります。

介護事業にも同様の事が言えます。

訪問看護も訪問介護も訪問入浴もその他サービス含めて「利用者の望む暮らし」を達成するたのチームであり、決して敵ではないという認識が大事です。

まず、真っ先に浮かぶのはサービスの提供を受ける利用者本人ではないでしょうか。

次に、その暮らしを支える家族も思い浮かびます。

ここまでが一般的なお客様のイメージです。

一歩進めて訪問看護を必要としている存在は他に居ないでしょうか？

主治医は在宅に帰っていった患者の経過を細かく知りたいと考え、また夜間等に状態が悪化した場合の対応をしてくれるパートナーを欲しています。

ケアマネージャーは担当する要介護者が安心して在宅で暮らしていけるよう定期の医療的観察を必要としています。

地域の担当課は誰もが安心して暮らせる街作りを目指し地域医療の充実を願っています。

彼らは直接収益には繋がりませんがほとんど全ての利用者の入り口となる存在です。訪問看護にとって彼らもまた満足させるべき顧客であるという事であり

彼らを満足させるために訪問看護師は彼らとよくコミュニケーションをとり細かなニーズをくみ取ることが大切になるのです、

何故このような理念なのか

顧客が求めているコトを定義し、その実現のために必要な要素を考えたとき

看護師の資質が最も大きな影響を与えることはすぐにわかります。

私自身が日本マクドナルドで勤務していた頃から従業員を大切にすることを重視し、またその効用が事業結果に良い影響をもたらす事を実感してきた経緯があります。

故に、看護師の成長を支援し、看護師が家庭と仕事を両立し充足感を持って職務に従事することが最高の成果を出すために最も有効な施策であると結論づけました。

看護師が働きやすい職場を作るために考えうる限りの施策を実行し訪問看護事業のロールモデルを目指すことがＳｏＧｒｅｅｎのミッションです。